世界大百科事典(旧版)内の革命軍事委員会土地法の言及
【土地革命戦争】より
…翌年4月の〈興国県土地法〉では〈すべての公共の土地および地主階級の土地を没収する〉と改められたが,他は変わっていない。しかしその後の毛沢東による〈革命軍事委員会土地法〉(1930年8月)はじめ農村調査,決議・書信等でみると,のちの土地改革時に採られた路線が,1931年ごろすでに形成されている。すなわち貧農・雇農に依拠,中農と団結,富農は制限,地主は打倒の階級政策により,土地の分配は郷を単位に老幼男女の別なく人口に応じ,元の耕作地を基礎に〈抽多補少,抽肥補瘦〉(土地の多少,肥瘦を調整して均等化)し,農民の土地所有権を完全に認めるものである。…
※「革命軍事委員会土地法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」