靳全(読み)きんぜん

世界大百科事典(旧版)内の靳全の言及

【普化宗】より

…4居士は普化の一系に属する張参の徒で,1249年入宋した無本(心地)覚心(法灯国師)が帰朝のとき伴ったもので,紀伊由良の興国寺山内に普化庵を建て居所とした。そのご無本覚心の法孫にあたる靳全(きんぜん)(金先)がでて北条経時の帰依を受け,下総小金に一月寺を開創し,一派の道場が成立している。中世には薦僧(こもそう),暮露(ぼろ)などと称され,普化宗の徒は漸増したとみられるが,普化宗を公称し,一宗として展開をみるのは近世に入ってからである。…

※「靳全」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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