鞘屋根(読み)さややね

世界大百科事典(旧版)内の鞘屋根の言及

【倉∥蔵】より


[土蔵]
 16世紀後半以降,木造建築の構造体の外側に土壁を厚く塗った土蔵があらわれ,これが以後の倉の主体になる。土蔵には,屋根を瓦葺きにして,垂木(たるき)や破風(はふ)まで土壁で塗り込めてしまう形式のものと,天井裏(屋根形の傾斜をつけるものが多いが平らなものもある)を土壁で塗り込め,その上に茅葺きや瓦葺きの屋根をのせる形式(鞘屋根)がある。鞘屋根の場合は出入口や窓の上の庇(ひさし)も,折釘に掛けて取り外しできる方式にしたものが多い。…

※「鞘屋根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android