世界大百科事典(旧版)内の韓国労総の言及
【大韓民国】より
…李政権下で大韓労働組合総連合に改組)が唯一の存在であったが,御用団体的性格が強かったため,民主的労働運動を求める勢力は59年に新たに全国労働組合協議会を結成した。61年5月の軍事クーデタですべての労働団体が解散させられ,8月に朴政権は大韓労総の人脈を中心に韓国労働組合総連盟(韓国労総)を組織し,労働運動を体制内に統合する機能を果たさせた。これに対して強権的政治体制のもとで奪われていた労働基本権の回復を求める自立した労働運動が,70年11月ソウル平和市場の縫製労働者全泰壱の焼身自殺を皮切りに70年代に各地で展開されていった。…
※「韓国労総」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」