世界大百科事典(旧版)内の音対応の言及
【比較言語学】より
…その中心はライプチヒ大学のK.ブルクマンを先頭にする青年文法学派Junggrammatikerにあり,彼らによって真に文献学的・言語学的な研究が各語派にわたって始められた。 二つ以上の言語が互いに親縁関係にある,すなわち,一つの源となる言語から分化したと想定されるためには,その間に一定の音対応が求められなければならない。たとえば英語とドイツ語で同じ意味の語彙を並べてみると,daughter―Tochter,dead―tot,deep―tief,dream―Traum,drink―trinken,do―tun,red―rot,word―Wort,blood―Blut,hard―hartのように,語頭でも語末でも英語d―ドイツ語tという対応がみられる。…
※「音対応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」