世界大百科事典(旧版)内の須川岳の言及
【栗駒山】より
…栗駒山の名は宮城県側の呼称で,山の残雪が駒の形となった時に苗代に種をまく習慣に由来している。岩手県側では須川岳(酸川岳)と呼ぶが,これはこの山を水源とする磐井川に多量の酸性水が流入しているからであり,他方秋田県側ではこの山から朝日が昇ることから大日(だいにち)岳と呼んでいる。山体は両輝石安山岩の溶岩と砕屑物(さいせつぶつ)からなり,山頂の北西側には比高300mほどの馬蹄形の外輪山をもち,その中に今も硫気を吐く中央火口丘の剣岳がある。…
※「須川岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」