頭仏師(読み)とうぶっし

世界大百科事典(旧版)内の頭仏師の言及

【仏師】より

…鎌倉時代になると仏師の機構はさらに整備され,大寺院の専従の仏所の長(おさ),その職制としての大仏師,つまり大仏師職(しき)についた者を大仏師と呼ぶようになる。また仕事の組織のうえでは大仏師の上に惣(そう)大仏師,下に権(ごん)大仏師,頭(とう)仏師などもつくられる。僧としての性格はますます薄くなってゆき,室町時代になると寺院などに所属し,仏師の手伝いをしていた工匠のなかから仏師として独立するものも出てくるようになり(宿院仏師),平安時代以来数百年間絶えていた俗人仏師までも出現することとなり,これが江戸時代に入ると,幕府御用とされる正統仏師とは別に,町の仏師屋,商売として仏像の製作に当たる人物も多くなってゆく。…

※「頭仏師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む