世界大百科事典(旧版)内の頭民の言及
【村】より
… 李朝時代にはむら=里のうえに行政村として面が作られた。しかしむらは尊位・頭民などと呼ばれる長老が治める独自の世界であった。現存の史料からみると,むらには人口数十人規模のものが多く(100人を超えるものは少ない),一般に両班(ヤンバン),常民,奴婢など各身分が混住していた。…
【里】より
…〈里〉は一般民衆の生活の場であるが,通常は賤民以外の各身分が雑居していた。郡衙を通した地方行政は〈面〉よりも〈里〉を直接の対象とすることが多く,行政責任者として部落の長老が尊位,頭民,管領などの役職につき,行政命令を実行するとともに村落自治を運営した。郡衙との連絡には庶民の〈洞掌〉があたった。…
※「頭民」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」