世界大百科事典(旧版)内の頻発災害の言及
【鉱山災害】より
…表2に示した石炭鉱山の災害率は10年前の2割に減少しており,同様に減少している金属,石灰石の災害率に近づいている。さらに,表3に示すように,石炭鉱山の災害原因を見ると,頻発災害といわれる取扱い中の器材・鉱物,落盤・側壁の崩壊,運搬関係が大きなウェートを占め,一時に多数の死傷者を生じる大きな災害になりやすいガス・炭塵爆発,ガス突出,山はね,自然発火などの災害を起こしていないのが,災害減少の大きな要因である。分類上では,ガス・炭塵爆発(ガス爆発,粉塵爆発),ガス突出,山はね,自然発火,火災,水害,風害,雪害,震災,または火薬類の紛失・盗難,その他の火薬類についての事故,死者1人以上を生じた災害,同時に休業見込み4週間以上の負傷者を含む罹災者3人以上を生じた災害,同時に罹災者5人以上を生じた災害を重要災害といい,重要災害のうち同時に死亡者3人以上または罹災者5人以上を生じた災害を重大災害という。…
※「頻発災害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」