《風俗三石士》(読み)ふうぞくさんごくし

世界大百科事典(旧版)内の《風俗三石士》の言及

【銅脈】より

…作風は,狭斜の巷の哀歓の描写の中に,鋭い風刺や知識人らしい自嘲をにじませたもので,狂詩史上の第一人者と称される。自分と同様の貧窮の公家侍の退廃的な生活を滑稽な筆致で冷たく暴露した《風俗三石士》(没後の1844年刊)など,滑稽小説にも佳作が多い。狂詩【日野 竜夫】。…

※「《風俗三石士》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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