世界大百科事典(旧版)内の食売旅籠の言及
【品川】より
…宿場としての品川の発展は,ここの町場化を進め,1843年の《宿方明細書上帳》では宿内1561軒のうち,職人128人,商人601軒を数えている。商人のうちに平旅籠屋19軒,食売旅籠(めしうりはたご)92軒,水茶屋64軒があった。食売旅籠は食売女(飯盛女)を置くことが許されたものであり,当時品川宿には飯盛女500人を置くことが公認されていたが,それをはるかに上回る女性が接客に当たり,内藤新宿とならぶ江戸の岡場所となっていた。…
※「食売旅籠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」