《食経》(読み)しょくきょう

世界大百科事典(旧版)内の《食経》の言及

【媚薬】より

…本国では散逸したが日本の《医心方》(丹波康頼撰述,984奏進)などに引用されているのを葉徳輝(1864‐1927)がまとめた《素女経》には,彭祖が推奨する麋角(びかく),附子(ぶし),茯苓(ぶくりよう)などを混ぜた強精剤があり,《素女方》も茯苓の性欲増進効果を強調し,《玉房秘決》は陰萎を治す薬や陰茎を大きくする薬をあげ,《玉房指要》は一晩に70人の女と交わることもできたという催淫剤や,陰茎を長大にしたり玉門を小さくする薬の処方を述べ,《洞玄子》は陰萎に効く鹿角散,陰茎が3寸長くなる長陰方,12,13歳の少女のそれのように,陰部がきつくなる石硫黄,雄鶏が食べたら雌鶏の鶏冠が禿げるまで啄んで交接し続けたという禿鶏丸の処方を教えている。一方,《食経》には性欲をたかめ精を回復する食物として,鹿の腎の羹(あつもの),羊肉の羹,山薬飥(たく)その他が挙げられその調理法が記されている。
[日本]
 日本にも〈イモリの黒焼き〉のほかに数々の媚薬がある。…

※「《食経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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