飽和機関車(読み)ほうわきかんしゃ

世界大百科事典(旧版)内の飽和機関車の言及

【蒸気機関車】より

…一般に高速旅客列車用としては動輪径を大きくし,速度より大きな牽引力を必要とする貨物用には動輪数を増やし大きなシリンダーをもった機関車とする。 ボイラーで発生したままの蒸気(飽和蒸気)を火室あるいは煙道などの高熱ガスで加熱してから蒸気シリンダーに送るものを過熱(蒸気)機関車,飽和蒸気をそのまま使用するものを飽和(蒸気)機関車といい,前者は高温蒸気が得られるので熱効率がよく経済的であることから蒸気機関車の主流となった。また一度使用した蒸気をさらに別のシリンダーに送って再利用するものを複式機関車と呼ぶ。…

※「飽和機関車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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