世界大百科事典(旧版)内の養育家庭制度の言及
【里親制度】より
…前者は,養子縁組はとれないが長期にわたる子の養育を目ざし,後者は子が養育能力を回復した実親のもとに帰るまでの比較的短期の養育を目的とするものである。里親制度を一層活用するために,自治体のなかには独自の制度を用意するところがあり,例えば,東京における〈養育家庭制度〉では,養子縁組をしないことを明らかにした上で,長期の養護をする里親の認定手続を整備し,里子収養に必要な経済的支援を用意するなど,里親制度の活性化が図られている。また,神戸や大阪の〈家庭養護寮〉は,子の養育について専門知識をもつ里親夫婦のもとに少人数の里子が生活することによって子の福祉を実現しようというものである。…
※「養育家庭制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」