馬節供(読み)うまぜっく

世界大百科事典(旧版)内の馬節供の言及

【八朔】より

…西日本各地にはタホメ,サクダノミなどと称して田に出て作柄を褒めてまわる予祝儀礼があるし,稲の初穂を神に献じる穂掛けの儀礼をする所が全国に点々とある。香川県など瀬戸内には馬節供といって新粉細工や張子の馬を男児誕生の家へ贈ったり,関東地方には生姜節供といってショウガを持たせて嫁に里帰りさせる所がある。これら贈答の習俗は上流文化の影響というが,室町時代に盛行した〈たのみ〉〈たのも〉などという進物を贈答し合う風は,農村に基盤をもつ武家の風が取り入れられたものといわれ,農作を助け合った間柄で,神供としての田実,すなわち初穂などを贈り合ったことに源があるのではないかとされている。…

【初節供】より

…地方によっては正月や5月に初凧といって大凧を揚げて初男児を祝うとか,初七夕を祝う風が北陸や九州地方にみられる。またタノモの節供とか馬節供といって八朔(8月1日)に,初男女児の祝いをする風が福岡・長崎・香川県などにみられ,これを祝うと子がじょうぶに育つという。端午雛祭【大藤 ゆき】。…

※「馬節供」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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