騏驥の跼躅は駑馬の安歩に如かず(読み)キキノキョクチョクハドバノアンポニシカズ

デジタル大辞泉 の解説

騏驥きき跼躅きょくちょく駑馬どば安歩あんぽかず

《「史記」淮陰侯伝から》すぐれた馬もぐずぐずしていれば、つまらない馬が静かに歩み続けるのに及ばない。すぐれた人も怠けていれば、平凡な人が努力するのに及ばないというたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

きき【騏驥】 の 跼躅(きょくちょく)は駑馬(どば)の安歩(あんぽ)に如(し)かず

  1. すぐれて足の速い馬でもぐずぐずしていれば、つまらない馬が静かに歩き続けるのに及ばない。どんなにすぐれた人でも、なまけていれば、凡庸な人の努力に劣るというたとえ。〔史記‐淮陰侯伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android