努力(読み)ドリョク

デジタル大辞泉 「努力」の意味・読み・例文・類語

ど‐りょく【努力】

[名](スル)ある目的のために力を尽くして励むこと。「努力が実る」「たゆまず努力する」「努力家」
[類語]踏ん張る奮闘奮発奮起粉骨砕身張り切るやり抜く粘る精励奮励励行刻苦勉励刻苦勉励精進精勤恪勤かっきん頑張る努める励むいそしむ精出す精を出す精が出る打ち込む注ぎ込む熱を入れる力を入れる馬力を掛ける

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精選版 日本国語大辞典 「努力」の意味・読み・例文・類語

ど‐りょく【努力】

  1. 〘 名詞 〙 力をこめて事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと。また、それに用いる力。
    1. [初出の実例]「稚犬養連網田日、努力努力、一箇打殺」(出典:家伝(760頃)上)
    2. 「大便をつとめて努力(ドリョク)(〈注〉イキミ)すべからず」(出典養生訓(1713)五)
    3. 「Effort 努力」(出典:哲学字彙(1881))
    4. [その他の文献]〔古楽府‐長歌行〕

努力の語誌

奈良時代や平安時代初期の文献にすでに見えるが、院政期や中世の古辞書類に登載されていないところから、近世まではあまり一般的ではなかったと思われる。広く用いられるのは明治以降で、「哲学字彙」(一八八一)に effort の訳語として採用されている。

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普及版 字通 「努力」の読み・字形・画数・意味

【努力】どりよく

つとめる。〔文選古詩十九首、一〕捐(きえん)して復(ま)た(い)ふこと勿(なか)らん 努力して(さんぱん)を加へよ

字通「努」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「努力」の意味・わかりやすい解説

努力
どりょく
effort

一般的には,外的な誘因よりも意志または意図によって維持される心的,身体的な活動と,その際に生じる主観的な緊張感をさす。ある作業をできるかぎりわずかな努力で達成しようとする傾向を最小努力の法則という。

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