世界大百科事典(旧版)内の髄膜症の言及
【髄膜炎】より
…臨床的に髄液にも髄膜炎所見を有するにもかかわらず,髄液中に病原菌を証明しえないときは,無菌性髄膜炎と呼ばれる。また若年者の急性感染症に伴って髄膜刺激症状を呈するも,髄液は正常である場合には髄膜症meningismといわれ,髄膜炎とは区別される。臨床症状,髄液所見から髄膜炎そのものの診断は容易であり,起炎菌により臨床症状や髄液所見にある程度の特徴をもってはいるが,正確な診断と適切な治療のためには塗抹,培養あるいはDNA検査により菌を同定することが重要である。…
※「髄膜症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」