高島得三(読み)たかしまとくぞう

世界大百科事典(旧版)内の高島得三の言及

【アール・ヌーボー】より

…19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパとアメリカに広がった装飾芸術および建築の様式。フランス語で〈新しい芸術〉の意。この名は,ドイツ出身の美術商ビングSamuel Bing(1838‐1905)が1895年にパリで開いた,東洋の工芸品や新しいデザインの品を売る店〈アール・ヌーボーL’art nouveau Bing〉にちなむもので,主としてフランスとイギリスで用いられる。ほかにフランスとベルギーではスティル・モデルヌstyle moderne(現代様式),ドイツではユーゲントシュティールJugendstil(青春様式),オーストリアではゼツェッシオン(分離派)など種々の名で呼ばれたが,そこには同質の形態と精神を見いだすことができる。…

【ガレ】より

…78年以降,活発に作品を発表し,とくに89年にパリ万国博で最高賞を受けて,ガラス作家として地位を確立した。ガレはまた,当時ナンシーに遊学中であった画家高島得三(北海)と親交を結び,日本美術からも大きな影響を受けた。その作風は,古来のガラス技法を活用して自己の詩想を視覚化する個性的なものであるが,多くの支持者を得て盛行し,いわゆるナンシー派の成立をもたらした。…

【田中壌】より

…但馬国(現在の兵庫県出石(いずし)町)に生まれる。1879年から85年まで,内務省地理局山林課(のち農商務省山林局)の事業として高島得三(北海)(1850‐1931)とともに日本各地の森林植物帯調査を行い,85年に《大日本(本州・四国・九州)植物帯調査報告》をまとめた。当時の日本には林学の体系的な学術書がなく,学名を確かめることさえ困難な時期に行われた山林調査であった。…

※「高島得三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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