世界大百科事典(旧版)内の高巾子冠の言及
【冠】より
…しかし後世でも元服のときには抜巾子(ぬきこじ)の冠といって,巾子の抜けるものが用いられたのはその旧形を残したものである。そして巾子の形も時代によって一様ではなく,平安前期から中期にかけては幅も広く大きな形となり,その巾子のとくに高いものは高巾子冠といって踏歌(とうか)などに用いた。(4)簪 巾子の前あたりに左右から出ている串状のもので,角(つの)ともいう。…
※「高巾子冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」