世界大百科事典(旧版)内の高弾性率高伸度炭素繊維の言及
【炭素繊維】より
…最近は航空機の分野にも本格的に使われるようになった。高弾性率高伸度炭素繊維は,強度2.5~5.0GPa,弾性率200~300GPaという高い値をもつ。製法は,ポリアクリロニトリルからできているアクリル繊維(I)を加熱して縮合ピリジン環(II)を主成分とするポリマーに変え,さらに1500℃くらいの高温での炭素化工程でシアン化水素HCNや窒素N2を放出させて,炭素の基本構造である縮合多環芳香族構造(III)を形成させる。…
※「高弾性率高伸度炭素繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」