高請(読み)たかうけ

世界大百科事典(旧版)内の高請の言及

【名請人】より

…検地帳には田畑,屋敷地1筆ごとに,その場所名,田畑・屋敷の別とその品位,面積,分米,人物の名が記載されているが,その人物が名請人である。このように検地帳に田畑,屋敷地が登録されることを,農民の側からは高請,竿請などといい,名前が登録されることを名請といったが,領主の側からすれば検地帳への書載,書付,名付などといった。1596年(慶長1)石田三成が近江国浅井郡の村々に出した掟条々に〈此さき御検地の時けんち帳にかきのり申候もの〉と名請人を表現しており,1603年池田輝政が播磨国で出した掟条々では〈検地帳に付候出作之者〉と出作名請人を表現している。…

※「高請」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む