世界大百科事典(旧版)内の高配向性ケイ素鋼帯の言及
【ケイ素鋼(珪素鋼)】より
…体心立方晶の鉄および鉄合金の磁化容易軸は〈100〉方向なので,ゴス方位という(110)面が圧延面に,〈100〉方向が圧延方向に向いた圧延板の集合組織をもつケイ素鋼板は1回の冷間圧延後焼きなまし,2回目の冷間圧延後比較的高温で焼きなましをする2回圧延2回焼きなまし法により製造される。このようにしてつくられたものは結晶配列が圧延方向に対して約7度のずれであるが,最近ではずれが約3度の高性能のものもつくられ,高配向性ケイ素鋼帯とよばれている。【木原 諄二】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」