《高陽院歌合》(読み)かやのいんうたあわせ

世界大百科事典(旧版)内の《高陽院歌合》の言及

【陳状】より

…【保立 道久】(2)歌論様式の一つで,歌合の作者が判者の判に承服できない場合に,自己の信念を開陳して反駁した書簡体のもの。歌合が文芸主義に傾き,文学評論として発達した平安後期に現れ,《高陽院(かやのいん)歌合》(1094)の経信判に対する筑前のものが現存最古である。鎌倉時代の《六百番歌合》の俊成判に対する顕昭の《顕昭陳状》が古来最も名高く,他に《蓮性陳状》等がある。…

※「《高陽院歌合》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む