世界大百科事典(旧版)内の鬱血性水腫の言及
【鬱血】より
…鬱血がおこると,静脈血が多いため皮膚や粘膜は暗紫色または暗青色となり,その部分の温度は下がり冷たくなる。また血液の液体成分が血管外に濾出するため水腫がおこる(これを鬱血性水腫という)。一時的な鬱血では,組織や臓器の障害は軽く,鬱血がなくなると多くは回復するが,鬱血が長く続くと障害は重くなり,実質細胞は変性,萎縮し,同時に間質の結合組織の増加がおこり硬くなる(これを鬱血性硬化という)。…
※「鬱血性水腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」