世界大百科事典(旧版)内の鬱血肝の言及
【肝腫大】より
…以上のほか,肝臓の限局性疾患である肝囊胞,肝膿瘍,肝血管腫などでは,時として大きな肝腫大がみられ,種々の圧迫症状を呈する。鬱血性心不全時には肝臓は腫大し,やや硬く触れ,鬱血肝といわれる。とくに心臓弁膜症では右心不全を合併するときは,肝腫大が著しく圧痛がみられる。…
【肝臓】より
…肝硬変と,B型肝炎ウイルスの持続感染は,発癌に関係する要因として重要である。肝臓癌(6)その他の病気 高度の全身循環障害により,肝臓内にも鬱血が生じる(鬱血肝)。この状態が長期持続すると,肝細胞の酸素欠乏が生じ,心臓性肝硬変が発生する。…
※「鬱血肝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」