鬼節(読み)おにぶし

世界大百科事典(旧版)内の鬼節の言及

【鰹節】より

…これは放冷することによって節の内部から徐々ににじみでてくる水分をゆっくり除くためである。焙乾を終わったものは〈荒節〉または〈鬼節〉とよばれ,表面は粗く,黒褐色に焼けている。荒節は数日太陽に当てて乾かす。…

【中元】より

…また仏教では,《盂蘭盆経(うらぼんきよう)》等に見える目連(もくれん)尊者の孝行譚(たん)により,六朝後期以来,寺院では盛大な盂蘭盆会が開かれ,迷える亡者を済度した。このため後世,鬼節(鬼は亡霊の意)とも呼ばれる。こうして六朝の終りには,中元はすでに道教・仏教共通の祭日となり,家々では墓参に出かけ,各寺院では,供養を受けに訪れる諸霊の乗る法船を作り,夜それを焼いた。…

※「鬼節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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