世界大百科事典(旧版)内の魏公の言及
【李密】より
…乱の敗北で捕らわれるが脱走し,長い亡命生活の末に瓦崗(がこう)(河南省)の賊帥翟譲(たくじよう)の参謀となる。617年瓦崗軍を動かして興洛倉(河南省)を占拠し民衆に広く開放,勢力の拡充を果たすが,これを機に翟譲との関係が深刻化し,ついに彼を殺して全権をつかさどり,魏公と称した。その結果反乱諸集団の相つぐ帰属をみ,隋朝にとって代わりうる勢力として注目を集めたが,宿敵王世充に敗れ,長安の李淵(後に唐の高祖)に下った。…
※「魏公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」