《鰯売り》(読み)いわしうり

世界大百科事典(旧版)内の《鰯売り》の言及

【猿源氏草紙】より

…作者未詳。《鰯(いわし)売り》と題した古写本も存し,《言経卿記(ときつねきようき)》慶長2年(1597)2月5日条の〈鰯ウリノ物語〉は同じものと思われる。内容は,鰯売りの猿源氏が和歌連歌の歌徳により五条東洞院の傾城〈蛍火〉との恋を遂げ,立身出世するというもので,猿源氏は光源氏の名を踏まえており,いわば《源氏物語》の庶民版草子ともいえる。…

※「《鰯売り》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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