世界大百科事典(旧版)内の鳥類病の言及
【鸚鵡病】より
…病原菌は従来ウイルスとされていたが,大きさ250~400mμと大型で細胞壁があり,二分裂法により増殖し,細菌の酵素系に作用する抗生物質に感受性があるなどの特徴から,最近になって細菌として再分類され,現在はクラミディアChlamydia psittaciと呼ばれている。この細菌は,オウム以外の,ハト,カモ,ニワトリ,キジ,シチメンチョウなど約90種の鳥にも存在することから,鳥類病ornithosisがより正確な名称とされている。病原菌は鳥の排泄物や羽毛に存在し,抵抗性が強く乾燥にもよく耐え,人が吸入することにより感染する。…
※「鳥類病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」