鶴脛湯(読み)つるはぎのゆ

百科事典マイペディア 「鶴脛湯」の意味・わかりやすい解説

鶴脛湯【つるはぎのゆ】

脛を傷つけたツルがきて水に浸り,その傷をなおしたのを見て発見したという温泉。山形県上山(かみのやま)市鶴脛湯,同県鶴岡市温海温泉(鶴の湯)など。同系に鳩湯,鷲の湯,鹿の湯,猪戸温泉などがある。

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世界大百科事典(旧版)内の鶴脛湯の言及

【上山[市]】より

…中心地上山は城下町,羽州街道の宿場町として,また中世以来の温泉場として発達した。上山温泉は市街地にあって,長禄年間(1457‐60)に僧月秀が発見したといわれる旧湯鶴脛湯(つるはぎのゆ)と,1920年に掘削され近代的旅館・ホテルの多い新湯とに分かれる。ほかに南に河崎・高松・葉山の温泉があり,泉質はいずれも弱食塩泉,泉温60℃前後である。…

※「鶴脛湯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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