鹿の角伐り(読み)しかのつのきり

世界大百科事典(旧版)内の鹿の角伐りの言及

【奈良公園】より

…原始林(特別天然記念物)を残す春日山,山焼きで知られる若草山が東を限り,ふもとに浅茅ヶ原,飛火野(とぶひの)のゆるやかな芝生の原が広がり,また猿沢池,鷺池などが水をたたえている。ここに約1000頭の鹿(天然記念物)が放され,毎年10月中旬に鹿の角伐り(つのきり)が行われている。鹿の角は毎年3月ころ自然に脱落し,5,6月ころから生え始め,10月ころになって脱皮し堅く強くなるが,そのころに交尾期を迎え危険となる。…

※「鹿の角伐り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」