《鹿児島追討記》(読み)かごしまついとうき

世界大百科事典(旧版)内の《鹿児島追討記》の言及

【西南戦争】より

…第4に,この反乱の性格そのもののもつ意味である。西南戦争勃発後の1877年3月,東京で刊行された西野古海編《鹿児島追討記》は,この反乱は〈良民〉の〈自由〉を伸ばすものでも,〈公衆〉の〈民権〉を保護するものでもなく,また〈国憲〉を定め,〈自由〉を興起するためでもなく,〈私権私威〉〈私利私栄〉を求め,〈私憤〉〈私怨〉のためのものだ,と論じた。つまり,士族の特権擁護の軍事反乱にすぎないと断じていたのである。…

※「《鹿児島追討記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む