世界大百科事典(旧版)内の麗春花の言及
【ケシ(芥子)】より
…これらの名称はいずれも六朝の文献にはみえず,唐の《開宝本草》や《陳蔵器》にみえるので,罌粟は7~8世紀ころにインドから中国に伝えられたと考えられる。花はその多彩な美しさによって麗春花,賽牡丹,錦被花ともいう。薬効に関しては,唐・宋時代ではもっぱら罌粟の種を下剤として用いたが,明代から用途が広がり,近代にはアヘンの原料となった。…
※「麗春花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」