世界大百科事典(旧版)内の黄薬子の言及
【ヤマノイモ】より
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[ヤマノイモ属植物の利用]
栽培ヤマノイモ類は乾物重量の70~80%がデンプンで,いも農耕地帯では重要な主食とされるし,狩猟採集民にとっても大切なデンプン源植物であった。 漢方薬では黄薬子(おうやくし)(原植物カシュウイモ),薯良(しよりよう)(ソメモノイモD.cirrhosa Lour.),山薬(ナガイモ)など多くのヤマノイモ類が利用されているし,またステロイド系ホルモンのプロゲステロンやコーチゾンなどの生産の原料として中米産のD.mexicanaやその他の種から抽出されるサポゲニンが利用されている。またサポニンを多量に含む根茎をつき砕き,洗濯や,シラミなどの駆虫に利用することもあった。…
※「黄薬子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」