黒犬に噛まれて灰汁の垂れ滓に怖じる(読み)くろいぬにかまれてあくのたれかすにおじる

精選版 日本国語大辞典 の解説

くろいぬ【黒犬】 に 噛(か)まれて灰汁(あく)の垂(た)れ滓(かす)に怖(お)じる

  1. ( 一度黒犬に食いつかれると、以後は灰汁がこぼれていても、それを見ると犬かと思ってこわがるという意から ) ひどい目にあうと、似たものはすべてこわく思うようになることのたとえ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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