世界大百科事典(旧版)内の鼠捕り男の言及
【ハーメルン】より
… ウェーザー・ルネサンス様式の白壁造りの家が立ち並ぶハーメルンの街並みは,1284年に行方不明になった子どもたち130人をめぐる伝説にいろどられている。この年のヨハネとパウロの日(6月26日)に行方不明になった子どもたちの謎には,16世紀に鼠捕り男の復讐の伝説が結びつき,いわゆる鼠捕り男(笛吹き男)伝説が形成され,グリム童話や,R.ブラウニングの詩で世界中に知られるようになった。子どもたちが行方不明になった原因については少年十字軍説,舞踏病説,東ドイツ植民説,事故説などがあるが,いまだ解明されてはいない。…
※「鼠捕り男」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」