イタフクロムシ(読み)いたふくろむし

世界大百科事典(旧版)内のイタフクロムシの言及

【フクロムシ(囊虫)】より

…ニセフクロムシHeterosaccus papillosusは袋状をし,約13mmくらい,イシガニやフタホシイシガニに寄生する。異尾類のイソカニダマシの腹部には,袋状部が赤く,根状部が緑色をした長径5mm,短径2.5mmくらいのイタフクロムシLernaeodiscus okadaiと,大きな角状の突起を袋状部にもち,橙色をしたツノイタフクロムシL.cornutusとが寄生する。ツブフクロムシThompsonia japonicaはカニ,ヤドカリ,エビ,シャコ類などに広く寄生するが,宿主の胸脚や腹肢など,腹部以外の場所にも,小さい長い柄のついた2mmくらいの袋状部をたくさん群生させて寄生する。…

※「イタフクロムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android