エンプーサ(読み)えんぷーさ

世界大百科事典(旧版)内のエンプーサの言及

【吸血鬼】より

…これらが,バンパイア,バンピールなどの名に統一・固定されるのは,18世紀以降のヨーロッパにおいてであるが,それ以前にも,またヨーロッパ以外の国々でも,類似の存在は広く知られていた。幼児をさらってその血をすするギリシア神話の女怪ラミア,若者を誘惑して生血を吸うエンプーサ,淫奔残忍なテッサリアの巫女,ポルトガルのブルーカ,アラビアのグール,ドイツのドルドなどがこれである。東洋では日本にも伝来したインド原産の荼枳尼(だきに)天や鬼子母神が知られている。…

※「エンプーサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android