人工干潟(読み)じんこうひがた

世界大百科事典(旧版)内の人工干潟の言及

【干潟】より

…一方,その立地条件などから,干潟は埋立地として最もねらわれやすく,1978年の環境庁の調査によると,日本の干潟の3分の1は,工業用などに埋め立てられてなくなっている。
[人工干潟]
 1960年代後半の高度成長時代に,工場立地のためなどによって次々と干潟が埋め立てられたため,反公害や自然保護などの住民運動も盛んに行われるようになり,入浜権や環境権なども主張されるようになった。自治体などでは,これらの住民の要求と埋立計画の妥協策として,埋立地の沖側や埋立てで陸地にとり残された海岸の一部に,人工的に干潟を作った。…

※「人工干潟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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