人柱伝説(読み)ひとばしらでんせつ

世界大百科事典(旧版)内の人柱伝説の言及

【人柱】より

…人柱は,特定の神格に対しての供犠というよりも,埋められた死者自身が,その建造物を保護するという観念をあらわす場合のほうが多い。犠牲建築儀礼【大林 太良】
[日本の人柱伝説]
 日本でも橋や堤防の難工事に際して,人間を生埋めにして水神に祈ったので,工事が完成し,後に,埋められた人を神にまつったという伝説がある。この場合も,実際に人身供犠として行われたかどうかは明確ではない。…

※「人柱伝説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」