宝永落書(読み)ほうえいらくしょ

世界大百科事典(旧版)内の宝永落書の言及

【落書】より

…おおむねその年齢に達していて,はじめて成人と見なされるのが慣習であり,言動の一つ一つが一人前の社会的責任を負うものとして公認されたからであった。【横井 清】 江戸時代になると落書はいっそう多くなり,1709年(宝永6)将軍綱吉の死後,柳沢吉保,稲垣重富,荻原重秀,隆光らの罪悪をあげた〈宝永落書〉をはじめ黒船の来航などにかかわるものはとくに多い。その事件なり,当時の人々のうけとめかたや世評といったものを端的に表現し,まさに〈寸鉄人を刺す〉という言葉どおりのものがある。…

※「宝永落書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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