山腹基礎工(読み)さんぷくきそこう

世界大百科事典(旧版)内の山腹基礎工の言及

【砂防】より

海岸砂防
[山腹工事]
 山腹工事は山腹砂防とも呼ばれ,崩壊地,はげ山,煙害地など森林が各種の原因で破壊され,それらの地域から土砂流出が著しく,自然な植生の回復が見込めない場合に,土木的工事を補助手段として植生を導入し,土砂生産の抑制を図るものである。山腹工事は山腹基礎工と山腹緑化工に大別される。山腹基礎工は,施工対象地に植生を回復するための基礎造りを行う工法で,山腹法面(のりめん)を整形し,斜面こう配を緩和させ,土留めを行い,排水路を設けて崩壊,浸食による土砂の生産を防止する。…

※「山腹基礎工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android