新見豊前守(読み)しんみぶぜんのかみ

世界大百科事典(旧版)内の新見豊前守の言及

【新見正興】より

…江戸末期の幕臣。1860年(万延1),日米修好通商条約の批准書交換のため,幕府がアメリカへ派遣した使節の正使(幕末遣外使節)。豊前守,のち伊勢守。56年(安政3)小姓組番頭となり,59年外国奉行に進み神奈川奉行を兼帯。60年1月,米艦ポーハタン号に乗り渡米,同年4月ワシントンで批准書を交換し,9月に帰国した。渡米の功により300石を加増。62年(文久2)側衆に転じ,64年辞職。【小野 正雄】…

※「新見豊前守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android