曼生壺(読み)まんせいこ

世界大百科事典(旧版)内の曼生壺の言及

【陳鴻寿】より

…詩文書画,みな一家をなしたが,磨崖碑の書体をとくに好んで隷書,八分書に優れた。篆刻(てんこく)では浙中の人ことごとく宗としたと伝えられ,また宜興特産の砂で精巧な壺を作り,〈曼生壺〉と称せられた。山水画では明の姚綬(ようじゆ),程嘉燧(ていかすい)の間にありといわれる草々とした画風を得意とし,銭杜,改琦らとも親交があった。…

※「曼生壺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」