杜公瞻(読み)とこうせん

世界大百科事典(旧版)内の杜公瞻の言及

【荆楚歳時記】より

…中国,荆楚つまり湖南省,湖北省を中心とする六朝時代の習俗を,正月から12月までの歳時を分かって記した書物。梁の宗懍(そうりん)(498‐502)が著し,隋の杜公瞻(とこうせん)が詳しい注を付した1巻本が流布しているが,宗懍の原著は10巻であったらしい。民間の年中行事記としては現存最古のものであって,そのなかには,仏教的行事も,たとえば4月の灌仏会,7月の盂蘭盆会(うらぼんえ),12月の追儺(ついな)などが含まれている。…

※「杜公瞻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android