総需給均衡条件式(読み)そうじゅきゅうきんこうじょうけんしき

世界大百科事典(旧版)内の総需給均衡条件式の言及

【計量経済モデル】より

…たとえば,ケインズ経済学の立場から一つの国民経済をとらえた場合には,t期の国民所得Yt,消費Ct,投資It,政府支出Gtとおいて,経済体系は三つの構造関係式, Ct=α+βYt It=γ(Yt-1Yt-2) YtCtItGtによって制約される経済変数の組(Yt,Ct,It,Gt)ということになる。これら構造関係式は,上から順次,消費関数,投資関数,総需給均衡条件式を示し,α,β,γは値の安定したパラメーターである。経済変数の動きについては,構造体系という制約条件があるために,経済外的与件とみなしうるような一部変数の各時点(期)の値が体系外から与えられ,さらに先行する時点――t期に対する(t-1)期,(t-2)期等――の各変数の値が初期値として別に与えられると,各t期の経済変数の値は,構造体系を通じて一義的に決まってしまう。…

※「総需給均衡条件式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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