軍書講釈(読み)ぐんしょこうしゃく

世界大百科事典(旧版)内の軍書講釈の言及

【寄席】より

…寄席の経営者は〈席亭(せきてい)〉と呼ばれた。江戸の寄席は,天保の初めごろには銭湯や髪結床なみに数が多かったが,〈天保の改革〉で1842年(天保13)以降,わずか15軒に減り,演目も神道(しんとう)講釈,心学,軍書講釈,昔咄の4種ということで営業を許可された。しかし,民衆の要望が強かったために,その後,ふたたびしだいに盛んとなり,安政年間(1854‐60)には〈はなしの席〉が172軒になった。…

※「軍書講釈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」