《11本目の指の芝居》(読み)じゅういっぽんめのゆびのしばい

世界大百科事典(旧版)内の《11本目の指の芝居》の言及

【謝肉祭劇】より

…ザックスの天才は,のちのゲーテやJ.グリムによって,大いに賛美されている。これらの作者によって作られた寸劇の内容は,《謝肉祭と断食の争いの芝居》(ローゼンプリュート),《11本目の指の芝居》(フォルツ),《うんこの芝居》《ずるい取持ち婆と聖堂参事会員》《神父さまと盲目の寺男とその女房》(ザックス)などの題に示されるように,性と糞尿のイメージに満ち溢れ,現代人の〈洗練〉された目から見ればいかにも露骨で下品にみえるのであるが,実はそこには現代人には到底想像が及ばないような〈肉体的豊饒〉と〈始原的生命力〉とでも呼ぶべきものが満ち溢れているのであって,それはむしろ,今日では失われ,またおとしめられてしまったものが,その時代にはまだ,民衆の一大文化財として存在していたのだと考えることができよう。16世紀の終りころには謝肉祭劇は衰え,その後のドイツにおける演劇のなかには,そのような祝祭的喜劇・民衆的演劇の伝統は,ほとんど受け継がれることがなかった。…

※「《11本目の指の芝居》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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