12等分平均律(読み)じゅうにとうぶんへいきんりつ

世界大百科事典(旧版)内の12等分平均律の言及

【調律】より

… 調律には音質を整える作業が伴っており,これは整音と呼ばれる。クラビコードやハープシコードなどの中世の鍵盤楽器においては,演奏者自身が調律することが多かったが,18世紀に入りピアノが登場し12等分平均律が採用される頃になるとしだいに技術者の手に任せられるようになり,現在では調律専門の技術者によって行われるのが普通となっている。楽器の音高を弦長の比率によって整える方法を発表した最初の人はピタゴラスである。…

※「12等分平均律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」